Windows98の安定化を図る

     Windowsを使用していて、いきなり青い画面になり、再起動以外の手がなくなってしまうことがあります。また、プログラムが勝手に終了してしまったり、フリーズしてしまうこともあります。
     パソコンが不安定になる要因はいくつかあります。リソースが不足する場合、メモリが足りない場合、ソフト自身やシステムのバグによって発生する場合、HDDが壊れかけている場合等々です。
     対策として、デバイスドライバやBIOSのアップデート、パーツの交換等様々な方策がありますが、とりあえず、リソース不足とメモリ不足への対応についてWindows98を例にしてご紹介します。これだけで、結構、トラブル予防になります。

    [現象]
    リソース不足とは?
    メモリ不足とは?
    [対策]
    いらないソフトを削除する
    デスクトップ上のアイコンを減らす
    常駐ソフトを減らす
    メモリ管理ソフトを常駐させる

    [現象]リソース不足とは?

     Windowsではシステムリソースを必要に応じて動作中のソフトに振り分けています。何か新たにウィンドウを開いたりソフトを実行するたびに、システムリソースは消費されていきます。
     ですので同時に大量のソフトを起動したり、極端にリソースを消耗するソフトを起動し続けると、システムリソースが極端に減って新たな作業が続けられなくなり、フリーズに陥る可能性が出てきます。
     システムリソースが極端に少なくなった場合に「90%以上のシステムリソースが現在使用されています。使用していないプログラムを終了し、システムリソースを解放しないと、コンピュータが応答しなくなる可能性があります。」と表示される場合があります。これはフリーズが予想される状態になったという警告です。
     ただ、このようなメッセージが表示されるのはまだ「ついている」方で、いきなり画面が「青く」なり、「エラーが発生しました。操作するには、次の操作をしてください。」と表示される場合の方が多いように思われます。この画面には「Windowsに戻るには、Enterキーを押してください。」等々と書かれていますが、その操作をしたらそのとおりになるかというと、そうではない場合が多く、再起動しなければならないというのがだいたいのパターンです。

    [現象]メモリ不足とは?

     ソフトが実行されるたびにパソコン内のメインメモリの容量も消費されていきます。ソフトを起動するのに十分なメモリが足りなくなると、ソフトが起動せずに「メモリ不足のため、このプログラムを実行できません。いくつかのプログラムを終了してから、やり直してください。」と表示されます。
     単純にそうすることで解決する場合は良いのですが、時折、「いくつかのプログラムを終了して」と言われても「終了させるプログラムがいくつもない」という場合があります。これはサイズの大きなテンポラリファイル(パソコンが作業途中に作成するファイル)がメモリ上にあり、削除されない場合等に発生するようです。

    [対策]いらないソフトを削除する

     無駄なファイルが増えるとHDDの容量が足りなくなり、しいてはシステムにまで悪影響を及ぼしてしまうため、不要なソフトを削除すると効果的です。
     削除の方法はコントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」から行うのが基本ですが、見あたらない場合にはソフトが入っているフォルダに「アンインストール」のプログラムが入っている場合もありますのでチェックしてください。

    [対策]デスクトップ上のアイコンを減らす

     デスクトップ上にアイコンがたくさんあるとメモリに負担をかけます。そのため、デスクトップ上のアイコンを削除したり、デスクトップ上に新しくフォルダを作り、使用頻度が若干低いアイコンをすべてそのフォルダ内に格納すると効果的です。

    [対策]常駐ソフトを減らす

     タスクトレイに入っている常駐ソフトが大量だとメモリが圧迫されてWindowsが不安定になります。そのため、不必要な常駐ソフトを外したり、アイコンを非表示にします。

      時計
       タスクバーの何も書いていないところで右クリックし、プロパティを選択します。タスクバーオプションの中にある「時計を表示」のチェックを外します。

      音量
       スピーカーのアイコンを右クリックし、「オーディオのプロパティの調整」を選択します。オーディオのプロパティ画面で「音量の調整をタスクバーに表示する」のチェックを外します。

      タスクスケジューラ
       タスクアイコンをダブルクリックするとタスク画面が表示されます。詳細設定から「タスクスケジューラの使用停止」を選択します。

      Outlook ExpressやInternet Explorer等
       「スタートボタン」の右横にあるこれらのアイコンについては、各アイコンの上で右クリックし、「削除」を選択します(プログラムそのものが削除されるわけではありません)。

      自動起動するソフトを外す
       スタート−ファイル名を指定して実行を選択し、「msconfig」と打ってOKをクリックします。システム設定ユーティリティの画面が表示されますので、スタートアップのタグをクリックすると自動起動するプログラムの一覧が表示されますので、自動起動が不要なプログラムについてチェックを外します。
       ちなみに私のWindows98マシンでinternet.exe、Scan Registry、Task Monitor、Syatem Tray、LoadPowerProfile(1番目)、msnappau、LoadPowerProfile(2番目)を外して再起動してみましたが支障はありませんでした(実施する場合は自己責任でお願いします)。

    [対策]メモリ管理ソフトを常駐させる

     ソフトの起動・終了を繰り返すとメモリが断片化を起こし、メモリの空き領域が不連続になります。断片化が激しくなると、いくらメモリを搭載していてもソフトが起動しなくなってしまいます。そのためメモリ管理ソフトを常駐させ、定期的にメモリ断片化の解消を図ります。
     メモリ管理ソフトはVector等のサイトからダウンロードできます。
     個人的には「めもりーくりーなー」が好みです。Windows95以降に対応し、「Windowsのメモリーを掃除して、余分なデータを解放」、「物理メモリー量、スワップファイル量を監視」、「リソース、CPUを表示」といった機能があります。フリーソフトです。
     掃除メモリー量は10%〜100%、掃除タイマーは5分〜60分の間から選択することができます。