| セットアップディスクを使用しないでWindows3.1をインストール
今回はHDDのEドライブにWindows3.1をインストールすることにします。ただし、今回は購入したFM TOWNS用のWindows3.1にセットアップディスクが付属していなかったため、正式なインストール方法(ツールから「HDインストール」)をとることができません。そのためまずMS-DOSでCDDを認識させ、Windows3.1をインストールすることにしました。MS-DOSをインストールするまでは「Towns OS(DOS6ベース)のインストール」を参考にしてください。
- MS−DOSをインストールしただけではCDDを認識することはできないので、EドライブのCONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATのファイルの中身を以下のとおり書き替えて、CDDを認識できるようにします(EドライブのDOSフォルダにMS−DOS関連のファイルが入っていることが前提です)。
[CONFIG.SYS](赤字部分が変更点)
DEVICE=E:\DOS\HIMEM.SYS /LIM:NEW
DEVICE=E:\DOS\EMM386.EXE ON RAM 256
DOS=HIGH,UMB
DEVICEHIGH=E:\DOS\SETVER.EXE
DEVICEHIGH=E:\DOS\CTL.SYS
DEVICEHIGH=E:\DOS\KKCFUNC.SYS
DEVICE=E:\DOS\OAK0.SYS
DEVICE=E:\DOS\OAK1.SYS /S0 /R0 /B1 /E: /O1
REM DEVICE=E:\DOS\APMBIOS.EXE
REM DEVICE=E:\DOS\POWER.EXE
REM DEVICE=E:\DOS\35MODRV.EXE /Ux ;xはユニット番号を指定
LASTDRIVE=Z
DEVICE=E:\DOS\GDS.SYS
DEVICE=E:\DOS\HCOPY.SYS
DEVICE=E:\DOS\CDISC.SYS
DEVICE=E:\DOS\CDDRV.SYS /D:TOWNS_CD /U0:0
BUFFERS=8
FILES=20
[AUTOEXEC.BAT](赤字部分が変更点)
@ECHO OFF
REM E:\DOS\SMARTDRV.EXE /X
PROMPT $p$g
SET PATH=E:\;E:\DOS
SET TEMP=E:\
E:\DOS\MOUSE.COM
E:\DOS\MSCDEX.EXE /D:TOWNS_CD /E /M:8 /V /L:Q
- リセットするとCD-ROMを読むことが出来るようになりますので、Windows3.1のCDを入れて、CDのWin31フォルダにあるWINSETUP.EXEを実行します。
- 以下の画面が表示されますので、Enterキーを押します。なお、画面に表示される文字が多いため、主要部分は省略しています(以下同じ)。
Windowsセットアップ
Windowsセットアップについて
Enter=続行 |
- 以下の画面が表示されますので、どちらかを選び、Enterキーを押します。なお、今回はカスタムセットアップを選択することにしました。
Windowsのセットアップ方法を以下のリストから選択して下さい。
Enter=セットアップ方法の決定 |
- 以下の画面でWindows3.1をインストールするディレクトリ(フォルダ)を入力します。今回は「E:\WINDOWS」としてみました。
次に示すディレクトリをハードディスクに作成して、Windows 3.1をセットアップします。
Enter=続行 |
- ハードウェアとソフトウェアの確認画面で特段変更すべき点が無ければEnterキーを押します。もちろんのことですが、ハードウェア等の表示内容は機種によって変わります。
システムには次のハードウェアおよびソフトウェアが組み込まれています。
使用するコンピュータやネットワークがハードウェア互換リストにアスタリスク付きで記載されていたら、F1キーを押してヘルプを参照してください。
ディスプレイ:CL-GD543Xアクセラレータ
マウス:FM TOWNS本体接続マウス
キーボード:JISキーボード
ネットワーク:ネットワークがインストールされていません
日本語入力システム:WINOAK3
変更なし:上記のリストはコンピュータに適しています。
Enter=続行 |
- 「ハードディスクにファイルをコピーしています。しばらくお待ちください・・・」、 「Windowsを起動しています。しばらくお待ちください。」の後に、Windowsセットアップの画面が表示されます。氏名を入力して続行をクリックします。再度確認画面が表示されますので、確認後続行キーを押します。
- 以下の画面でオプションを選択します。選択した項目によって次回以降の画面が変わります。選択後続行をクリックします。
次のオプションのうちチェックボックスが選ばれているものを実行します。
□選択したWindowsファイルのみを組み込む
□プリンタを組み込む
□すでにハードディスクにあるアプリケーションを組み込む
続行 |
- 次の画面でスワップファイルの設定をします。そのままでも結構ですが、お好みで変更して続行をクリックします。
- Windows3.1を使用するためには今までのCONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATを変更しなければなりません。以下の画面で変更方法を選択して続行をクリックします。「すべての変更を行う」が無難です。変更前のファイルはCONFIG.OLD、AUTOEXEC.OLDとして別途保存されますので、不具合があった場合には変更前のファイルを元に後で修正することも出来ます。
Windowsセットアップ
Windowsを正しく組み込むため、CONFIG.SYSおよびAUTOEXEC.BATファイルの変更が必要です。
変更方法を選択してから[続行]を押すか、Enterキーを押してください。
Windowsセットアップ
□すべての変更を行う
□変更する前に表示と編集を行う
□後で自分で変更する
続行 |
- 変更前のDONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATが保存された旨と、セットアップが終了した旨の表示があります。「再起動」をクリックしてFM TOWNSを再起動します。MS−DOSの画面で「WIN」と入力するとWindows3.1が起動します。
FM TOWNSのWindows3.1には独自のアプリも入っており、なかなか面白いです。毎回「WIN」と入力するのも面倒ですので、AUTOEXEC.BATの最後に「WIN」と入力しておくと便利です。
また、TownsOSが入っているDドライブから起動するときには、一度Windows3.1を終了させ、DOSの画面で
REIPL D:
と入力するとリセットされ、TownsOSが起動します。
TownsMENUからWindows3.1を起動する
- インストールが終わったら、HDDからTownsOSを起動し「コマンドモード」をクリックし、DOS画面で「MEM」と入力します。すると、メモリの状況が表示されます。
- メモリの種類のうち「コンベンショナルメモリ」の量が500KB前後(最低450KBは必要)であることを確認したら「TMENU」と入力し、Towns OSの画面に戻ります。もしもコンベンショナルメモリの量が足りない場合にはCONFIG.SYSのGDS.SYS(MS-DOS用グラフィック表示ドライバ)の使用を停止するなど工夫をし、確保するようにしてください。
- Towns OSが入っているDドライブのAUTOEXEC.BATを変更します。Dドライブ(Towns OS側)とEドライブ(Windows3.1側)のCONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATを比較すると、DドライブのAUTOEXEC.BATではEドライブに入っている「Windows」のディレクトリにパスが通っていません。そのため、SET PATH行でパスを通しておきます。変更後、TownsOSを再起動します。
- TownsMENUの画面が表示されたら、Windows起動ドライブ(Eドライブ)のアイテムウィンドウに、\WINDOWS\WIN.COMを以下の内容でアイテム登録します。なお、アイテムの登録ですが、アイテムウィンドウを開き、メニューバーから「ファイル」→「アイテム管理」→「アイテム登録/変更」を選択することで行うことが出来ます。
パス:¥WINDOWS アイテム種別:アプリケーション
ファイル名:WIN.COM アプリ種別:MS−DOS
タイトル:Windows ディレクトリ移動:あり
パラメータ:/3

- 以上によりTownsMENUに登録された「Windows」のアイテムをダブルクリックするとWindows3.1が立ち上がり、Windows3.1を終了するとTownsMENUに戻るようになります。なお、Windows3.1側で一太郎などのアプリケーションをインストールした場合、パスの内容が変わるので、インストール後、AUTOEXEC.BATのSET PATH行の内容を合わせておく必要があります。
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