| 中古PC普及に指針(その2)
課題の続きです。
- ライセンス
要は「買った中古パソコンが、そもそも新品の時にどんなソフトで動いていたのかを知らないと、メーカーにハードディスク修理を依頼したとき等に思いがけないソフトが入っていて驚くことがありますよ」などということが書かれており、メーカーには「初期状態がどのようなものであるかを調べられるようにしてね」、販売店には「導入されているWindows等のバージョンを明記するのと、リカバリCD等の付属品を明示してね」、そしてユーザーには「あらかじめ、買おうとしているパソコンの仕様を調べるのと、リカバリCD等の付属品についてちゃんと理解してから買ってね」ということが書かれています。
[私の意見]
正直言って、こういったことが元で起こるトラブルというのは、ユーザー側の認識が甘すぎることが原因ではないかと思います。
自信のない方はやはり、そもそもどんな製品なのかを調べて、リカバリCDがついているのを買うというのが、トラブルを防ぐポイントになろうかと思います。
- サポート
要は「中古パソコンには、安全・使用上の注意が書かれたマニュアルが無い場合もあるし、セキュリティ対策を行うための更新ファイルがたくさんある場合もあるし、メーカーによっては中古パソコンに対するコールセンタ利用は有償というところもありますよ」ということが書かれており、メーカーには「オンラインマニュアルの整備、発売後一定期間の更新ファイルの公開、FAQの公開をしてね」、販売店には「マニュアルの有無を明示してね、更新ファイル適用等の有償サービスも考えてね、独自のサポートをする場合には内容を明示してね」、そしてユーザーには「マニュアルがない場合にはWebで見てね、更新ファイルの有無を確認してちゃんと適用してね、サポートの内容を確認してね」と書かれています。
[私の考え]
パソコンも家電製品ですので、安全に使用するためにはマニュアルを見ることができるようにするというのには大賛成です。
更新ファイルについてですが、古いOSというのは新しいOSに比べて更新ファイルが数多く存在しているというのは自然なことで、むしろたくさんあった方が「枯れていて安心」という感じがします。それにしても指針にこうしたことが書かれているということは、そういう事柄を不思議に思うユーザーがいるということなのでしょうか?ちょっと理解に苦しむところです。
[全体を通して]
この指針はおそらく、現実に起こった「よくあるトラブル」を整理し、対策をまとめていったのではないかと思います。そういう意味で、これから中古パソコンを購入しようと考えている、パソコンについてあまり詳しくない方にとっては大いに参考になると思われます。
それはそれとして、この指針を読んでいて、特に「ユーザー」に対して思うところがありました。
安易な気持ちで中古品を買うのはトラブルの元
パソコンに限らず、様々な中古製品が売られています。
私はパソコンに限らず中古物が大好きなのですが、何の知識もいらず、誰でも気軽に買えるのは「古本」くらいではないかと思っています。新品であれば「何かあったときにはメーカーや販売店になんとかしてもらおう」というのが基本かも知れませんが、中古であれば「何かあったときに自分で何とかできるのか?あきらめられるのか?値段はそれに見合うのか?」という「妥協点を見いだす思考」が必要だと思います。もちろん「妥協点」の中には応分の負担を払って販売店にサービスを求めるという落としどころも含まれます。
そのような意味で、この指針に書かれたトラブルの原因となっている「ユーザー」は中古品を「中古ショップで売っている新品」と思いこんでいるのではないでしょうか(ちょっと怒ってます)。
実際、中古パソコンのショップでこんな光景を見たことがあります。
お客さんが「この前買ったパソコン、電源入れてもWindowsが立ち上がらない!」と怒っていました。店員さんは「OS無しモデルを購入されたんですから別にOSを買って入れなければなりませんよ」と説明しているのですが、そのお客さんは「最初からWindowsが入ってないパソコンを売っているなんておかしい!」と、なかなか引き下がりません。私は店員さんがかわいそうでした・・・。
多くの方がこの指針を読んで、中古パソコンにまつわる悲劇が減るのを祈りたいと思います。
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